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2017年4月6日木曜日

Notes クライアント 9.0.1 FP8の強化内容について

皆さん、こんにちは。
ここ数日は暖かかったので、桜の花も見ごろを迎えたようですね。
皆さんは、お花見には繰り出したのでしょうか?
残念ながら私は、行ってません。大勢の人がいるところに行くのが嫌なのです(笑)
静かに花を眺めるのが好きなのです。

閑話休題。


今日はNotesクライアントに関係する話です。
当ブログでもすでに紹介しているように9.0.1 FP8の新機能は、
IBM Notes フィーチャーパック 8 の新機能
に書いてあります。

この中の説明を少し細かく見ていきましょう。


1.インターネット形式の名前の表示

説明によると、宛先入力の時にノーツユーザ名ではなく、インターネットアドレスが表示されますよ。
とのことですが・・・
よくわかりませんでした。
宛先の設定なので、「宛先の選択」ダイアログに表示されるのがインターネットアドレスになるのかな?と思って、見たのですが、一向に変わらない。ノーツユーザ名のまま・・・
「宛先の選択」ダイアログ


どういうことだよ!と一人でイライラしていたのですが、落ち着いて説明文をよく読み返しました。
すると、「ユーザーの入力に応じた名前とアドレスのリストが表示されます。」(抜粋)と書いてあるじゃないですか。
入力に応じた」?ダイアログでは入力してないよな、確かに。

ということで、直接宛先欄に入力してみました。
すると・・・
リストが表示された!
リストが表示されるじゃないですか!
これだ!
ということで、説明にあるように、[ファイル][設定](プリファレンスじゃないよ!)メニューから「設定」ダイアログを表示して、「メール」タブの中にある「表示名にインターネットアドレスを使用する」にチェックを付けます。
「設定」ダイアログのメールタブ

ちなみに、この画面は、メールDBを開いて、アクションメニューの[オプション][プリファレンス]でも開くことができます。
ビューのアクションボタンからでも開くことはできます

改めて、メールの宛先欄に直接値を入力してみたところ・・・
見事にリストがインターネットアドレス表示になりました!
図中のアドレスはテスト用なので送っても届きませんよ

ここまで書いてなんですが、日本での需要ってあるのかな?
不思議な機能です。

なお、上記の新機能の説明サイトでは一切説明がありませんが、これにはもう一つの機能が隠されています。
この機能を使用すると、送信済み/受信メールの宛先欄がノーツユーザ名からインターネットアドレスに切り替わります。

まずは、設定変更前の画面です。
確かにノーツユーザ名が表示されています。
変更前の画面

次に設定変更後の画面です。
なるほど、インターネットアドレスが表示されていますね。
変更後の画面


ところが、こちらの隠し?機能は、利用条件がさらに追加されます。
1.ロケーション文書で「デフォルトの表示名」が"基本ユーザ名を表示"になっていること
2.表示しているメール文書に「InetFrom」や「InetSendTo」といったアイテムが存在していること
です。



2.メッセージの最初の部分の表示

まずは、ノーツクライアントでの設定方法を紹介します。
メールDBを開いて、[表示][表示][メッセージの冒頭]メニューを実行します。
メッセージの冒頭メニュー

すると、メニューにチェックが付いて、メールビューにメッセージの最初の部分が表示されるようになります。
最初の部分が表示された


ふむふむ。なるほど。
表示されるねー。でも、吹き出しの表示時間、短くないか?あまり意味ないよな。


ですが・・・

説明と合致しません。
まず、この機能を実現するためには、「この設定が管理者によって有効にされると、~」(抜粋)とあります。管理者は何をどうやって設定するのかは、
すべてのメールファイルで「メッセージの冒頭の表示」機能を有効にする
に書いてありました。

どうやら、ノーツクライアントのnotes.iniに「EnableBeginningOfMessage=1」を追加しろとあります。
各ユーザに個別で設定させるのは大変でしょうから、ポリシー機能(デスクトップポリシー)を使って
設定すればいいのでしょう。

ですが・・・
この設定を行う前に、ノーツクライアントで試してみたところ・・・
できてしまうんですよね。
え?notes.iniの設定はいらないの???

どなたか、私に正しい答えを教えてください。


3.すべてのメールファイルで「日付によるグループ化」機能を有効にする

上記のサイトには記載されていないのですが、どう考えても、「2.メッセージの最初の部分の表示」と被るので紹介しておきます。

こちらもノーツクライアントで設定します。
メールDBを開いて、[表示][表示][日付によるグループ化]メニューを実行します。
日付によるグループ化

すると、メニューにチェックが付いて、メールビューが日付ごとにグループ化して表示されるようになります。
日付がグループ化された

グループ化(カテゴリ化?)されると、それごとの件数も表示してくれるのはありがたいですね。

ところで、こちらの設定方法は
すべてのメールファイルで「日付によるグループ化」機能を有効にする
に書いてあるのですが・・・

例によって、この設定を行わなくても、実現できてしまいます。
何でしょう?
何か落とし穴でもあるのでしょうか?


どなたか、私に正しい答えを教えてください(2回目w)


4.[返信/転送] 用に読み取り専用の MIME メールコンテンツを維持する


こちらですが、インターネットメールを返信したり、他の人に転送するときに、元のMIMEメッセージを保持したまま行いますよ。ということです。
分かりやすい確認方法としては、転送したメールがどのように表示されているかを見るのがよいでしょう。

まず、下図のようなメールを受信しました。
これは、インターネットアドレスからのメールです(元のメールはOutlookで作成しました)。
インターネットアドレスからのメール

そして、このメールを同じユーザに2回転送しました。
1回目は設定を変更する前、2回目は設定を変更した後に行いました。
転送方法は、メールを開いて、[転送][転送]アクションで行います。
アクションバーから実行してみた

このメールを受け取ったユーザで確認してみました。
すると、設定変更前のメールは、Bodyがリッチテキスト形式になっていて、[表示][表示][ページソース]が選択できませんでした(グレーアウト化されている)
設定変更前に転送されたメール

一方、設定変更後のメールは、BodyがMIME形式になっていて、[表示][表示][ページソース]が選択できました。
設定変更後に転送されたメール

実際に、そのままの形で保持されたかどうかまでは確認していません(やりたくもないw)。
ですが、少なくとも設定変更の前後で格納されるデータ形式が変わっていたのは事実ですので、確かにMIME形式が保持されたと言ってよさそうです。


こちらの設定方法は、
インターネットメッセージの転送または返信時に MIME 形式を保持する
に書いてあります。

まずは、ノーツクライアントのnotes.iniに「KeepReplyForwardMime=1」を設定します。
こちらもデスクトップポリシーで設定できますね。

次に、[ファイル][設定]メニューを実行して表示される設定ダイアログの「IBM Notes クライアントの基本設定」タブにある「MIME メールに対して埋め込みブラウザを無効にする」のチェックを外します。
※この項目はデスクトップポリシーでは設定できないようなので、ユーザ個人個人で設定してもらう必要があります。
IBM Notes クライアントの基本設定

これで出来上がりです。
2段階の設定が必要で、多少面倒ではありますが、前の2つと違って、この設定ができていないと、動きません。
ちょっと安心しましたw




さて、いかがでしたか?
Notesクライアントの新機能と言いつつ、全部メールDBのものでした。
それだけメールを重要視していると捉えるべきか、それとももうNotesクライアントに強化するべき項目はない。と捉えるべきなのか。
非常に難しい問題ではありますが、一度考えてみたほうが良さそうです。




それでは今日はこの辺で・・・






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