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2017年3月24日金曜日

Domino Designer 9.0.1 FP8の設定強化内容について

皆さん、こんにちは。
IBM Notes/Domino 9.0.1 Feature Pack8がリリースされて2週間ちょっと過ぎましたが、もう導入はされたでしょうか?


新機能の内容については「IBM Knowledge Center」内にドキュメントが公開されていますので、そちらをご覧いただくのがよいでしょう。
念のため、ダイレクトリンクを書いておきますので忘れたときの参照用としておいてください。

IBM Notes 9.0.1 フィーチャーパック 8 の新機能
IBM Domino 9.0.1 Social Edition フィーチャーパック 8 の新機能
IBM Domino Designer 9.0.1 フィーチャーパック 8 の新機能


さて、今日はDomino Designerの新機能について紹介します。
といっても、IBM Connect 2017で行われたセッションの中で説明があったものだけです。
「A Deep Dive into the Feature Pack Pipeline for Domino App Dev」というセッションを聴いた方やその資料をすでにご覧になったという方には面白くもなんともありませんので悪しからず(笑)

では見ていきましょう。

1.XPageエディタを開いたときのタブ選択

XPageやカスタムコントロールを作成/編集する際、「設計」タブではなく、「ソース」タブで行う人も少なくないと思います(私は普段は設計タブで、必要に応じてソースタブで編集をします)。
今までは、設計タブが開いて、いちいちソースタブに切り替えていたかと思います。
しかし、Domino Designerのプリファレンス画面に「When the editor opens」という項目が追加されました(英語名なのはどうなの?)。
「XPageエディタを開いたときの動作」の設定

デフォルト値は「常に設計タブを開く」になっていますが、ここを「常にソースタブを開く」(Always open Source tab)にして保存すると、次からはソースタブが開かれるようになります。
細かい修正ではありますが、毎日のようにXPagesアプリケーションを作成している人にとってはストレスの軽減及び作業効率の向上につながるのではないでしょうか?

2.コントロールの並び順を変更

次は、コントロールビューに表示されているコントロールの並び順の変更方法についてです。
こちらもプリファレンス画面に設定項目があります。「Sort palette drawer content alphabetically」
(ここも英語かい!(笑))です。
ここにチェックを付けると、コントロールの並び順がアルファベット順(日本語表記の場合、五十音順(というか、漢字コード順かな?))に並び変わります。
これは、コントロールビューが開いているときにプリファレンスを変更すれば、即時有効になります。
コントロールのソート順変更

こちらがチェックボックスにチェックを付けた状態でのコントロールビューの並び順です。
見事に五十音順になっていますね。
五十音順に並んだコントロールビュー

一見すると、便利な機能のように思えるのですが・・・
私は使いません。
というのも、そもそもコントロールの順番は自分で並び替えをすることができるのです(笑)
さらに言えば、ほとんど使わないコントロールを非表示にしておくこともできます。
先ほど設定したプリファレンス画面の上の部分がそうです。そこで好きな順序に並べておけばいいのです。
なんで、今さらこんな機能追加したんだろう???


3.CSSを設計タブに反映しない

こちらは、一瞬、「ん?どういうこと?」という感じがしました。
ですが設定を行ってみてすっきりしました。
設定項目はやはりプリファレンス画面にあります。項目名は英語になっていて、「Prevent loading of Style Sheet (CSS) resources for the Design tab」です。
デザインタブへのCSSの適用を禁止する

デフォルトはチェックがついておらず、従来通りの動作になります。
チェックを付けた場合、次のような動作になります。
XPage/カスタムコントロールにリソースとしてスタイルシートを設定している場合、スタイルシートの設定内容がデザインタブでは無効になります。
ただし、当然のことながら、実際にWebブラウザ等で見た場合は正しく反映されます。


チェックボックスにチェックをつけた状態で表示したXPageのサンプルがこちらです。
ソースタブの画面ショットも付けておきます。CSSが適用されている箇所と直接スタイルが設定されている箇所があるのが分かってもらえると思います。
XPageの画面(CSSが抜けてる)
ソースの画面ショット

こちらを実際に実行してWebブラウザで見た画面が下図になります。
実行画面

この設定の利点は2つあると思います。

1つめは、デザインタブを開く時間が短縮されること。
CSSが大量に設定されていると、デザインタブを開く際に、全部適用していたらそれだけでかなりの時間がかかります。その時間が短縮されるのは、いいことでしょう。

2つ目は、CSSの適用漏れのチェックに使えること。
CSSを設定するのが面倒だということで直接スタイルを設定しておき、後でまとめてCSSに変更するといったときに、どこまでCSSにしたのかが分からなくなってしまった・・・
という時にこのオプションを使えば、どこがCSS化されているかどうかが一目瞭然になります。



どうでしょうか?
ちょっとした機能強化ではありますが、それぞれ使い方によっては便利になるかと思います。
プリファレンスをデフォルト設定のまま、使っているという方は一度、ゆっくりと設定を見直してみると新しい発見があるかもしれません。


それでは今日はこの辺で・・・




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2017年3月8日水曜日

Notes/Domino 9.0.1 Feature Pack 8をインストールしてみました

皆さん、こんにちは。
春が近づき(暦の上ではもう春?)、花粉が目にしみて痛いです。
でもお花見はしたいですね。

さて、IBM Connect 2017でも告知されていたIBM Notes/Domino 9.0.1 Feature Pack 8がついにリリースされました!!!
長かった・・・
IBM Connect 2017での発表からすればすぐじゃないか!と思われそうですが、
今回のリリースの一部の機能については約2年待っていたのです(笑)
長いですよねぇ。

こちらの内容については、検証ができたらブログ記事にまとめようと思います。

今日は、単純にNotes/Dominoのバージョンアップ手順についてまとめます。


まずは、Notesクライアントから。
Feature Packそのものは、IBMのFix Centralというサイト(https://www-945.ibm.com/support/fixcentral)からダウンロードできました(要IBM ID)。

私は普段、Notes 9.0.1のスタンダード版を利用しているので、「Notes_901FP8_Standard_W32」を選択してダウンロードしました。

ファイル名は「notes901FP8_win.exe」です。
これを実行するだけです。
もちろん、実行前にNotesクライアントは終了しておきます。念のために、関連サービス(IBM Notes Single Logon、IBM Notes Diagnostics等)も終了しておいた方がよいでしょう。

インストーラを起動したら、画面の指示に従うだけです。英語表記ですが、悩むような場所はありません。ひたすら「Next」をクリックしていればOKです。

インストールが完了して、Notesクライアントを起動すればOKです。
バージョン情報画面にも9.0.1 FP8と表示されています。
IBM Notesのバージョン情報

ただ、Notesクライアントの画面を見ても何が変わったのかはわかりません(当たり前といえばそうなんですが・・・)。
何が変わったのかについてもおいおい調べていこうと思います。



つぎにDominoサーバ。
こちらはWindowsの64bit版をつかっているので、「DominoServer_901FP8_W64」を選択してダウンロードしました。
ファイル名は「domino901FP8_w64.exe」です。
これも実行するだけですが、やはりDominoサーバ及び関連サービスを終了しておきます。
特に「IBM Domino Diagnostics」は終了しておかないと、バージョンアップに失敗しますので注意しましょう!(途中でエラーになります)。

こちらのファイルを実行して気が付いたことがあります。
ライセンス情報の確認ダイアログが表示されるようになりました。
ソフトウェア・ライセンス情報画面

私の記憶が確かなら、9.0.1 FP7まではこのようなダイアログは表示されなかったと思います。
Feature Packでの提供になり、新バージョン(9.0.2とか・・・)がリリースされなくなったからでしょうか?
※新バージョンがリリースされないかどうかは不明です。あくまで2017年3月時点での話ということです。

ここでは[同意する]をチェックして、次に進みました。
ここから先は従来通りでした。
まずは、IBM Dominoのプログラムディレクトリとデータディレクトリを指定。
Select Program Folder & Data Folder

次に現在のバージョンとアップデート後のバージョンが表示されて、本当にいいのか?という確認の意思を問われる画面。
9.0.1 FP7から9.0.1 FP8にアップデートする?

ここで[Next]をクリックすると、アップデートが始まります。
あとはしばらく待ちます。
正常に終了すると「Congratulations」のメッセージが表示されます。
アップデート完了!

ここでDominoを起動したいところですが、今回からテンプレートは別提供になっているので、そちらをダウンロードして置換する必要があります。
私の環境は日本語版なので、「Multilingual_Templates_901FP8」をダウンロードします。
zipファイルがダウンロードされるので展開します。
すると、中は言語ごとのフォルダに分かれています。
zipファイルを展開してみた
日本語なので「ja」フォルダの中にあるファイルをDominoサーバのDataディレクトリのものと置換しました。
今回アップデートされたテンプレートはドミノディレクトリとメールテンプレートでした。
ドミノディレクトリとメールテンプレート
図のうち、上2つはDJX対応のものですね。


では、アップデートが完了したので、Domino を起動します。
DominoコンソールはまだFP7のまま

サービスとして起動したので、サーバの稼働状況は「IBM Domino Console」で行います。
すると、サーバのログ自体はRelease 9.0.1 FP8となっていますが、IBM Domino ConsoleはまだFP7のままです。起動したばかりだからと思われます。プロセスが完了すれば、そのうち変わるでしょう。
ということで、起動プロセスが完了するのを待っていたら、無事にIBM Domino Consoleの方も9.0.1 FP8に変更されました。よかったよかった
FP8に切り替わった

ここでNotesクライアントに切り替えて、テンプレートの置換を行います。
※私の環境では、ドミノディレクトリはテンプレートから設計を引き継ぐ設定にしていません。

ということで、設計の置換を行います。
ここで問題発生!
DBタイトルが同じまま・・・

上の図を見ていただければわかる通り、Dominoディレクトリのテンプレートのタイトルが通常のものとDJX対応のものとで同じなんですね。
以前から指摘はしていたのですが、まだ直ってないだなんて・・・
こういうところ「も」嫌われますよね。ちゃんとして!

ファイル名も表示されるので、「djxdd.ntf」の方を選択して置換を実行!

といっても、パッと見、何が変わったのかわかりません(笑)
こちらも確認できれば、別途ご報告ということにします。


9.0.1 FP8にアップデートしたIBM Dominoサーバを起動して、およそ2時間が経過しましたが、特にエラーは発生していません。
このまま何もなければ大丈夫でしょう。



次回はNotes/Domino 9.0.1 FP8で変わった個所を解説できればと考えています。
(いつになるかはわかりませんが・・・)



それでは今日はこの辺で・・・