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2018年10月14日日曜日

IBM Notes/Domino V10評価報告(2)

皆さん、こんばんは。
今日中にお届けできるかどうかわからない中、記事を書いています。

今回は、V10で追加された新機能のLotusScriptによるHTTPリクエストの処理についてです。
ベータ版での記事を多くの方が書いているので、それらとほぼ変わりませんが、少しだけ変更がありましたので、そこにフォーカスして書きます。

まず、前提条件としてDominoにDASを設定してあります。
HTTPリクエストの先は、DominoのDASということです。

それを踏まえて、こんな画面を作成してみました。
HTTPリクエストを処理する画面

endpointにURLを入力して、[実行]ボタンをクリックすると、そこのURLからデータを取得してきて、Resultに書き出すというだけのものです。
Jsonデータを返してくるようなURLであれば、REST サービスを処理していることになります。
また、単なるサイトのURLを入力した場合、そのサイトのHTML情報を取得してくることになります。


[実行]ボタンで呼ばれる関数にはこんなものを用意しました。
Function GetRequest( urlPath As String ) As Variant
    On Error GoTo ErrProc
    
    Dim session     As New NotesSession
    Dim httpRequest As     NotesHttpRequest
    Dim ret         As     Variant
    
    Set httpRequest = session.CreateHTTPRequest()
    httpRequest.Timeoutsec = 5
    httpRequest.Maxredirects = 1
    httpRequest.Preferstrings = True
    ret = httpRequest.Get( urlPath )
    
    GetRequest = ret
    Exit Function
    
ErrProc:
    MsgBox _
    "エラー行数:" & CStr(Erl) & Chr$(10) & _
    "エラー番号:" & CStr(Err) & Chr$(10) & _
    "エラー内容:" & Error, 0 + 16, "RESTサービステスト"
    
    Exit Function
End Function

直接呼んでいるわけではないので悪しからず。
このソースで注目してほしいのは、
httpRequest.Preferstrings = True
の部分です。
これはベータ版にはなかったプロパティです(設定しようとするとコンパイルエラーになります)。
Trueにすると、テキストで戻ってきます。
なので、
画面の状態で[実行]をクリックすると、以下のようになります。
DASの結果が返ってくる


ちなみにこのプロパティのデフォルト値はFalseなんですが、
この場合、Getの戻り値は、BYTEストリームの配列になる模様です。
なので、そのままGetの戻り値を利用することができません。

まだ評価中なので、どのように処理するのか方法がわかっていません。
ですが、BYTEストリームで返ってくるとなれば、大きいサイズのJsonやHTML情報でも捌くことができそうですね。
これなら、LotusScriptでRESTサービスを使った処理が現実的になりそうです。

ますます、IBM Notes/Dominoによる外部連携が簡単になりそうで、ワクワクしますね。


ちなみに、ベータ版では、httpsで始まるURL(SSLサイト)が取得できないという話があったようですが、製品版では解消されているようです。

ベータ版でHTTPリクエストのテストをしていた方は是非チャレンジしてみてください。
私も、詳細がわかって時間が作れれば、また記事を書きたいと思います。

とにかく、ようやくリリースされたIBM Notes/Domino V10!
みんなが待ち望んでいた機能がたくさん盛り込まれています。
どんどん使って、より便利にしていきましょう!






それでは今日はこの辺で・・・






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IBM Notes/Domino V10評価報告(1)

皆さん、こんばんは。
鉄は熱いうちに鍛えよ。と言います。私の気持ちも熱いうちにブログを記事にしてしまおう!ということで連投です。

今回は、IBM Notes/Domino V10で気になった機能をいくつか簡単なものをご紹介します。

まずは、デフォルトODSについて。
V10では、デフォルトODSが52になりました。
7.0.xから9.0.xまでは、デフォルトODSは43でした。各バージョンで追加されたODSを利用するには、
CREATE_R8_DATABASES=1
CREATE_R85_DATABASES=1
CREATE_R9_DATABASES=1
CREATE_R10_DATABASES=1
といったパラメータをDominoサーバーのnotes.iniに追加する必要がありましたが、
今後は、これらのパラメータがない場合は、Notes DBのODSは52になります。
notes.iniには何も設定されていない

上図を見てもらうとわかるように、Dominoのnotes.iniには「CREATE_Rxx_DATABASES」のパラメータは設定されていません。
この状態で新規にNotes DBを作成すると、ODSが52になります。
新規のNotes DBのODSは52

ただし、これらのパラメータは無効になったのではありません。
例えば、
CREATE_R8_DATABASES=1
とDominoのnotes.iniに設定します
(サーバーコンソールで set con CREATE_R8_DATABASES=1 と入力すると有効になります)。
この状態で、新規にNotes DBを作成すると、ODSは48になります。
デフォルトODSを48にしてみた

ですので、バージョンアップする際は、これらのパラメータに注意しましょう。
ODSが52にならないな?と思ったら、これらのパラメータが設定されているかもしれません。

では、ODSを53にするにはどうすればよいのでしょうか?
もう、上で答えは書いていますが、
CREATE_R10_DATABSES=1
のパラメータをDominoのnotes.iniに設定すればよいです。
なお、このパラメータはNotesクライアントにも有効ですので、クライアントでNotes DBを作成することがある人はNotesのnotes.iniにも設定しておきましょう。

ちなみに、これらのCREATE_Rxx_DATABASES=1が複数設定されている場合はどうなるのでしょうか?
一番ODSが大きいものが優先されます。
つまり、
CREATE_R10_DATABSES=1
が設定されていれば、他にCREATE_R85_DATABSES=1やCREATE_R9_DATABSES=1
が設定されていても、ODSは53になります。
notes.iniの中の順番は関係ありません。


続いて、恒例のビューアイコン
皆さんが改善して欲しい機能の一つではないかと思いますが、どうなったでしょうか?
Notesクライアントで見たビューアイコン

Notesクライアントで見た場合、9.0.xと変わりはありません。ベータ版でも同じだったので期待はしていませんでしたが・・・
ところで、Web画面でもビューアイコンって表示されますよね?
では、このNotes DBをWebブラウザで表示した場合はどうなるのでしょうか?
Webブラウザで見たビューアイコン

はい・・・213番のアイコンがありませんね?
バグじゃね?IBMさん、直してね(笑)

時に、IBM Notes/Dominoに新機能を追加してほしいとか改善して欲しい機能がある場合、
https://domino.ideas.aha.io/
こちらに投稿することで、望みが叶えられるかもしれません。是非投稿しましょう(ただし、英語で・・・)。


続いては、プリファレンスについて。
こちらは一般のユーザーさんにはほとんど関係ありません。
私が参加しているノーツコンソーシアムの「ザ・ノーツ研究会」ではIBM Notes/Domino V10 ベータ版の評価を行いました。
先日行われたNotes Domino Day 2018 Autumnでも評価報告会という形でセッションがあったので、ご存じの方も多いかと思います。
この実証評価の中で遭遇した話です。

通常、新規にNotes DBを作成する場合、[File][Application][New]というメニューで行いますが、メニューを何度もクリックしないと行けないので、Ctrl+Nというショートカットキーを使います。
このショートカットキーが私のNotesクライアントだけ使えない!?ということが発生しました。
講師の方は、「普通に動きますけど?」という形で、他の人も問題ないとのこと・・・
インストールの方法でも誤ったのかな?と思いつつ、心の中では納得していませんでした。
この現象が、V10でも発生したのです。
しかも、Notesクライアントのインストール/セットアップ直後は、Ctrl+Nで新規にNotes DBを作成できていたのに、クライアントを再起動したら作成できなくなりました。

前置きが長くなりました。
つまりはこういうことです。

初期値はCtrl+Nで新規にNotes DBを作成するショートカットキーが有効になっている
Ctrl+Nのショートカットキーが有効になっている

プリファレンスの「Enable alternate keyboard shortcuts ( for example, CTRL+R=Reply)」にチェックをつけて保存すると、
プリファレンスを変更する

Ctrl+Nのショートカットキーが無効になり、新規にNotes DBを作成できなくなる!
Ctrl+Nのショートカットキーが無効になっている

ということです。
[File][Application][New]メニューをクリックすることで新規にNotes DBを作成できますが、ショートカットキーが無効なのは地味につらいので、外しておきましょう。

なお、このパラメータはIBM Notes 9.0.xで追加されましたが、9.0.xではチェックをつけても、Ctrl+Nが無効になることはありませんでした。
なんで!?


他にも多くの新機能が用意されています。
これらについては、ヘルプに解説が出ていますので、そちらを参考にしてください。
ヘルプは、従来のNotes DBでもよいですし、新しいWebページスタイルのヘルプでもよいです。
どちらにも「What new in IBM Notes 10?」という項目で記載されています。

Notes DBタイプのヘルプにあるWhat New

これらの内容については、機会があれば書いていくかもしれません。
まずは、ご自分の目で確認してみてください。




それでは今日はこの辺で・・・






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IBM Notes V10をインストールしてみました

みなさん、こんにちは。
IBM Notes/Domino V10使ってますか?
え?まだリリースされたばかりで使ってない!?
そうですよね。そんなに簡単にバージョンアップできたら苦労しないですよね。
もっとも、これはIBM Notes/Dominoに限った話ではありません、どんなアプリケーション/ソフトウェアもバージョンアップは苦労するものです。
それでもIBM Notes/Domino V10は下位互換を大事にしているソフトウェアなので、比較的簡単にバージョンアップができるものです。

移行やバージョンアップを検討する場合は、下位互換なども考慮して考えるとよいでしょう。

さて、今回はNotesクライアントのインストールについて見ていきます。
ベータ版の時にも触れていますのでそちらも参考にしながら読んでください。
IBM Notes V10 Beta 1をインストールしてみました

IBM Notes V10もベータ版の環境に上書きしたものと新規にインストールしたものと2種類の環境がありますが、こちらは違いがありませんでしたので、新規インストールの情報を元に説明していきます。
なお、私の仕事柄、Notesクライアントといいつつ、Domino Designer、Domino Administrator付きでインストールを行っていますので、皆さんとは若干違うかもしれませんがご了承ください。

こちらがインストーラの起動時の画面です。
インストーラ起動時の画面

大きく変わった箇所といえば、インストール機能から「フィードリーダー」が消えていました。
インストール機能

フィードリーダーは、Notesクライアント(スタンダード版)のサイドバーパネルに表示できるRSSフィードリーダーのことです。
フィードリーダー(IBM Notes 9.0.1のもの)

なくなるという話は聞いていましたが、実際になくなったのはちょっと悲しいですね。

それ以外では変わった箇所は見つけられませんでした。
なお、インストールにかかった時間は15分程度でした。少し早くなったのかな?

ショートカットアイコンを見てみると・・・
やはりこちらもまだ青かったです。いつかは黄色になるのでしょうか?
青いショートカットアイコン

こちらのクライアント、前回構築したDominoに接続する形でセットアップしましたが、
ベータ版の時と変わらなかったので説明は割愛します。

そして、Notesクライアントを起動したときの画面がこちらです。
Notes V10の初期画面

一見、9.0.xと変わらない!と思ったあなた、不正解です!
よく見ましょう。
9.0.xの時は、
「IBM Notes Social Edition」と表示されていましたが、今回は「IBM Notes」だけです!
Social Editionではなくなりました。
What's Newの説明も変わっていますね。

せっかくなのでバージョン情報も見てみましょう。
バージョン情報

ちゃんとRelease 10.0.0になっています。
デスクトップも見てみましょう。
デスクトップ画面

すでにいくつかのNotes DBアイコンを追加しています。
beta1の時とは背景画像が異なっていますが、この背景はbeta2と同じものです。

beta1では、現在選択されているタブがどこなのかとてもわかりにくかったですが、
V10では現在選択されているタブが、タブ名の上になっています。
これは背景画像に影響を与えないようにするためでしょうか?それでも、十分にわかるのでよいでしょう。(ちなみにNotes 9.0.xの時はタブ名の下でした)


インストールについての話なので、これくらいにしておきましょう。
続きは、またの機会(あれば・・・)としましょう。


それでは今日はこの辺で・・・





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IBM Domino V10をインスト―ルしてみました

みなさん、こんにちは。
先日、2018年10月10日にIBM Notes/Domino V10がリリースされましたね!

ベータ版を使っていた感触からすると、せいぜい、正式リリースの日を発表であって、まさかリリースするとは夢にも思っていませんでしたので、驚き桃の木山椒の木です!

といっても、まだ英語版のみで、日本語版は12月にリリースの予定です。
日本語メニューやテンプレート、DJXで楽しみたい方はもう少しお待ちください。

かくいう私も主環境は日本語版を利用しているので、今回の英語版は評価用の環境にインストールすることにしました。

ベータ版の環境に上書きインストールしてみたところ、なぜかプログラムディレクトリの変更ができてしまいました。
通常であれば、プログラムディレクトリ/データディレクトリは固定になり、変更ができないはずなのですが…
まぁ、ベータ版の環境が普通でないと考えておきましょう。
上書きインストールでのプログラムディレクトリ指定

ただし、ちょっと不穏な気がしないでもないので、新規にWindows Server 2016の上に、IBM Domino V10を新規インストールした環境も用意しました。


インストーラを起動したときの画面がこちらです。
新規インストールの初期画面

ベータ版(beta1)の時は画像が9.0.xのものでしたが、リリース版らしくV10用の画像に差し替えられていますね。
ですが、インストールのオプションはベータ版の時と何ら変わりはありませんでしたので、
IBM Domino V10 Beta 1をインストールしてみました
を参照してください。
インストールに要した時間ですが、全部で10分弱というごく短い時間でした。
マシンの性能にもよると思いますが、この時間を基準として考えていただいて良いものと思います。

#domino2025 (現在のハッシュタグは、 #dominoforever #ずっとノーツ です)で紹介されてから黄色と黒をテーマカラーとしていましたが、残念ながらショートカットアイコンは青いままでした(笑)
IBM Domino V10のショートカットアイコン


評価用の環境ということで、シングルサーバーとして構築しました(クラスタのテストとかそんな余裕はない・・・いろんな意味で)
ということで、インストールとセットアップを済ませたので、早速起動してみました。
バージョン情報はこちら!
Domino V10のバージョン情報

ベータ版のときは、「Build V10000~」となっていましたが、正式版なので、「Release 10.0」となっています。気持ちいいですね!

Domino Console自体のバージョン情報も見てみましょう。
Domino Consoleのバージョン情報
はい。Domino 10になってますね・・・
って、ビルド情報!!!
V901_08222013って・・・9.0.1の時から変わってないのか・・・
良いような悪いような(笑)

といったところで、次回はNotesクライアントのインストールについて見てみましょう。
ベータ版と何が違うのか(もしくは違わないのか)を中心に書いていきます。


それでは今日はこの辺で・・・





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2018年7月9日月曜日

IBM Notes/Domino V10 Beta1を使ってみた(2)

皆さん、こんばんは。
今日も暑かったです。明日も明後日も暑いんでしょう・・・

さて、IBM Notes/Domino V10 ベータ1の評価ですが、新機能を紹介しているPDFを見ないで行っていた時のネタがいくつか残っていますので、先にそちらを紹介しておきます(忘れそうだったので・・・)

1.ワークスペース

昨日も紹介したワークスペースですが背景色以外にも微妙な違いがあります。
それは、「現在開いているタブの見分け方」です。
こちらは9.0.1のワークスペースです。現在開いているタブは、突起が出ているためパット見て分かり易くなっています。
9.0.1のワークスペース
こちらは、V10 ベータ1のワークスペースです。
パッと見、 どこのタブを開いているのかがわかりにくいですね・・・
この辺りはベータ2や正式版では改善されてくるのではないかと期待しています。
どこが現在開いているタブなのかわかりにくい?

また、ワークスペースのタブは最大で32まで作れます。この上限は変わったのかを確認してみました。
まぁ、延々とタブを作成していっただけですが・・・
結果はご覧の通り。
32を超えてタブを作成することはできません
ここの上限は変わりませんでした。何度かマックスまで作成したことがあるという人がいるのを聴いたことがありましたので、もしかしたら・・・と思っただけでした(笑)

2.プリファレンス

続いてプリファレンスです。
毎回、バージョンが上がるたびに確認しているのが基本設定タブの中にある「追加オプション」です。
英語をそのまま読んでも違いが判らないので、9.0.1のインタフェース設定を英語にして確認してみました。
その結果、「Enable Reply/Forward as MIME」という項目が追加されていることが分かりました。
プリファレンスの追加オプション
メールの返信や転送をMIMEで行えるようにするということらしいですね。
e-mail環境を用意していないので、テストはしていません(Domino環境内でもできるとは思いますが、面倒だったので・・・)

3.ビューアイコン

こちらもバージョンが上がるたびに確認している項目の一つです。
ビューアイコンの種類はNotesアプリケーションに影響を及ぼすことがありますので(よりイメージに近いアイコンが追加されていたら、そちらを選びますよね?)私には重要です。
これは既存環境で使用しているビューアイコンの確認用のDBをV10 ベータ版環境にコピーして確認しました。
ビューアイコンは追加はなしでした
結果的にはV10 ベータ1ではビューアイコンの追加はありませんでした。

4.ODS

こちらも同様の評価項目です。
9.0.1では、ODSは52を設定することができましたが、デフォルトは43でした。
V10 ベータ1ではどうでしょう?
・・・デフォルトは43のままでした。
しかし、サーバーのnotes.iniに「Create_R10_Databases=1」を設定することでODSが53のNotes DBを作成することができます。
ODS53のNotes DBを作成すると、DBプロパティに項目が一つ追加されます。
ODS53のデータベースプロパティ
追加された項目をよく見ると、FP8で追加されたビューの外だしをするかどうかのチェックボックスです。これまではコマンドでの実行だけでわかりにくかったですが、ようやくGUIでの設定ができるようになったという事で使いやすくなるでしょう。

なお、ODSのデフォルト値が43なのは、どうなんだろうか?という問いがベータ版のフォーラムに投稿されていました。数名がやり取りをしていたので、もしかしたら正式版ではデフォルト値が変わるなんて言うことがあるかもしれません。

5.ドミノディレクトリ

ドミノディレクトリのユーザー文書の表示の仕方が変わりました。
個人アドレス帳の連絡先文書のイメージに近くなりました。
ユーザー文書

上の図ではやっていませんが、顔写真を添付することもできるようになっています。
IBM Verse On-Premisesの対策でしょうか?
であれば、かなり便利になることでしょう。




こんな感じですが、いかがでしょうか?
ベータ2も待ち遠しいですが、早く正式リリースにならないかな?と期待してしまいます。
ただ、何の計画もなしにバージョンアップするのはやはりお勧めできません。
自社の環境や利用状況を鑑みて、どのバージョンを利用すればよいのか、どの機能を採用すればよいのかなど、しっかりと考えるようにしましょう。



それでは今日はこの辺で・・・



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IBM Notes/Domino V10 Beta1を使ってみた(1)

皆さん、こんばんは。
「気長に・・・」と書いたのに、プレッシャーをかけないでほしいです(笑)

さて今回はIBM Notes/Domino V10 ベータ1を実際に使ってみて新機能の紹介をしてみましょう。
といっても、やみくもに使ってもまずわかりません。
今回のベータ版には新機能を紹介してくれているPDFがあります。
その内容に従って、実際にできたのかどうか、どのように見えるのかを確認していきます。

なお、このPDFは52ページもあります。クライアントの新機能についてだけでも、15ページもあるので、全部やっていく余裕はありません。気になったものだけの紹介になりますので、ご了承ください。


1.ワークスペース

前回の記事の最後でも載せましたが、新しいワークスペースは背景画像が設定できます。
ただし、プリファレンスで「3Dワークスペース(英語版では)"Textured Workspace"」にチェックが入っているとそちらが優先されてしまい、背景画像が見えません。使いたい場合はそこのチェックを外しておく必要があります。
Textured Workspaceのチェックを外しておくこと

背景画像は好きなものに変えることもできます。
ワークスペースの何もないところで、マウスの右クリックをするとメニューが表示されるので、[Background][Choose...]メニューを実行すると画像を選択するダイアログが表示されるので、好きな画像を選択して[開く]をクリックします。
背景画像を変更するメニュー

このワークスペースですが、アプリケーションアイコンの見え方が少し悪い(見にくい)ですが、ベータ2で改善されることが分かっています。
どのようになるかはベータ2を待ちましょう(案はPDFに出ていますが、ここでは控えます)。

2.テーマカラー

Notes 8.0からクライアントのテーマを選択することができます。
V10では、このテーマの内容をカスタマイズできるようになりました。といっても、色だけですが・・・
テーマのカスタマイズ
上の図で[Customize Theme...]をクリックすると下図のようなダイアログが表示されるので、好きな個所色を変更しましょう。
変更したらメールDBを開くと変更が反映されているのが分かります。
カスタマイズできる箇所


3.フォントのプレビュー

こちらはリッチテキストの話です。
リッチテキストは当然のことながらフォントの種類やサイズを変更できます。
フォントサイズは何となく想像できると思いますが、種類というのは変更してみないとどういったものになるのかが想像できません。
Notesの場合、プロパティボックスかツールバーで変更するしかなかったのですが、ここでもフォントの種類は表示されますが、どんなデザインのフォントなのかはわかりませんでした。
それがツールバーで変更するときに限っては、フォントのデザインが分かるようになりました。
フォントのデザインが反映されたフォント変更のツールバー

4.メールの転送

今度はメールの転送についてです。
自分に届いたメールを第三者に転送する際、今まではメールが展開された状態で送ることしかできませんでした。
何度もやり取りをしていて、それらの結果をすべて転送しなければならないとなると、展開されたメールを見るのはなかなか骨が折れます。
そこで、メールを展開した状態で転送するのではなく、「eml」ファイル形式にして転送するということができるようになりました。
Notes 8.5.2の時に、メール文書をemlで描きだすことができるようになっていますので、その技術を応用しているのではないかと推測しています(式を覗いてみましたがよくわかりませんでした(笑))。
添付ファイルとして転送
 このアクションを実行すると・・・
emlファイルに変換、添付される

複数のメールを添付する際は、どの順番で読めばいいのか指示してあげると優しいでしょう。

5.メールの送信時間指定

今度はメールの送信時間指定機能です。
これは指定した時間にメールを送信するというものです。
例えば、地球の裏側の人と仕事しているときに、リアルタイムで送ると昼間に送ったつもりが夜中に届いているということになりますが、これを使えば、相手の始業時間ごろを狙って送るということができます(それにより、相手から夜中に返事が来ても知りませんが・・・)。

こちらはそのままでは利用できません。
管理者がポリシーを設定する必要があります。MailPolicy が対象になります。
MailPolicy
この「Allow users to schedule when messages are delivered」という項目にチェックを付けます。この時、「Don't set value」のチェックは外しておかないと有効にならないので気を付けましょう。

うまくポリシーが反映されると、新規メール作成時の「Delivery Options」ダイアログで配信時間を設定することができるようになります。
配信時間を設定してみた

6.メールの送信前チェック

日本のお客様で需要があるといわれていた(実際に私もカスタマイズの相談を受けたことがあります)、メール送信前のチェック機能です。
こちらもMailPolicyで設定する必要があります。
送信前チェックのメールポリシー
設定できるのは、「メールの文書サイズ」「メールに添付できるファイルの最大数」「添付ファイルの最大サイズ」「送信先アドレスの最大数」「許可するインターネットドメイン」です。
今回はe-mailは利用しないので、その他の値を適当に設定してみました。

こちらも正しくポリシーが設定できると、メールの送信時にそれぞれのチェックが入るようになります。
無理やりエラーを起こしてみた

こんな感じでメールの送信ボタンを押すとエラーチェックが入ります。
エラーと警告に分かれていて、黄色の警告は受け入れて設定値を無視することも可能です。
メッセージは英語になっていますが、正式リリース時には日本語に翻訳されていると思います。


2018/07/09追記
5.6.のメールの新機能ですが、ポリシーを変更した後はすぐには反映されません。
設定内容をすぐに反映するには、サーバーコンソールで「tell adminp process mailpolicy」コマンドを実行する必要があります。


まだまだ他にもたくさんあるのですが、長くなりそうなのでここで止めておきます。




いかがでしたか?
まだベータ1なのに、結構な機能強化がされているのではないかと思います。
さらに、ベータ版を使っていて、気に入らないところやおかしなところがあれば、専用のスペースにそれを投稿して改善を促すこともできます。
ベータ版の参加者はせっかくなので、どんどん評価して改善点を出してあげましょう(かくいう自分はアイディアが重複していて、新規が出せていないという・・・)


次ですが・・・
気が向いたら、IBM Domino側の新機能についても触れてみようかと思います。
でも、その前にベータ2がでたら、そっちの話になりますね(笑)




それでは今日はこの辺で・・・



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2018年7月4日水曜日

IBM Notes V10 Beta 1をインストールしてみました

皆さん、こんにちは。
東京近辺は今日も暑かったですね。その一方で台風の影響でしょうか、とても風も強かったです。

さて、昨日はIBM Domino V10 ベータ1のインストールについて触れてみました。
次は予告通り、IBM Notes V10 ベータ1のインストールについて書いてみます。

なお、私は仕事柄、Domino Designerを常に使っています。ですので、今回のインストールはNotesクライアントではなく、Domino Designer付きのNotesクライアントインストールとなります。
多少、画面構成が異なるとは思いますが、そこはご了承ください。

では、見ていきましょう。
まずはインストーラを実行した画面です。
解凍先フォルダを設定できる
ここはデフォルト設定のまま、[Next >]をクリックします。
すると、インストーラが解凍された後に画面が表示されるので待ちます。
Welcomeページ
Welcomeページです。
よくみると、IBM Notes 10.0 Social Editionと出ていますね。正式リリースの時はどのように表示されるのか楽しみなところです。
そして、ちゃんと日本語でメッセージが表示されています。
基本的には画面の指示に従っていけばいいので、ポイントのところで説明していきます。
ライセンス画面
インストールパス(デフォルトをそのまま受け入れました)
機能の選択(1…閉じた状態)
インストール機能は詳細をお見せしましょう。それぞれ展開した状態が下図です。
機能の選択(2…展開した状態1)
機能の選択(3…展開した状態2)
IBM Notes 9.0.1とほぼ変わらないですね。
デフォルトプログラムの設定
これで[インストール]をクリックすると、インストールが行われます。
インストールしています
インストール完了!
上図ではあっという間に終わっていますが、インストールは15分ちょっとかかりますので、手が空いてる時間に行いましょう。

ちなみにNotesクライアントのショートカットアイコンも青かったです。まぁ、IBM Dominoが青かったのでIBM Notesだけ黄色とかだったら却って嫌なので、ここは統一されていて美しいと感じました(笑)
やっぱり青い
では、IBM Notesのショートカットアイコンをダブルクリックして起動します。
スプラッシュ画面
Notes 10になっているだけでなく、画像も変わっていますね!
セットアップのWelcome画面
今回は昨日構築した新規のIBM Domino V10に接続させるので、そのように設定していきます。
ユーザー名とDominoサーバー名を入力
追加サービスの設定(今回はデフォルトのまま)
ここで[Next]をクリックすると、セットアップが開始されます。
ほぼIBM Notes 9.0.1と同じですね。
セットアップ中の画面
セットアップが終わると、IBM Notes V10が起動しました。
Discoverページが表示されるのもIBM Notes 9.0.1と同じですね。正式リリースの際にはきっと変わっていることでしょう。どんなメッセージになるのか、今から楽しみです。
Notes V10が起動した!
ただ、この状態ではバージョン情報が分かりません。とりあえずはバージョン情報を確認してみましょう。
[Help] [About IBM Notes]メニューをクリックします。
Notesクライアントのバージョン情報
たしかにIBM Notes 10となっています(Release 10.0とも表示されています)。

ちなみにワークスペースを表示してみたところ、以下のように変わっていました。
新しいワークスペース

なにやら背景が騒がしいですね(笑)
でもスマホやタブレットの感覚に近いと思えばなんてことはないですね。
というよりも、スマホのアイコン配置がIBM Notesを真似していると思えば、「Notes/Dominoすげー!」ってなりませんか?

さて、これでIBM Notesのインストールは終了です。ホントに簡単でしたね。
IBM Dominoへの接続が本当に行えているのかや、新機能の紹介などは別の機会に行いたいと思いますので、気長にお待ちください。


それでは今日はこの辺で・・・



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