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2019年2月10日日曜日

Domino Configuration Tunerを使ってみた

皆さん、こんにちは。
役3ヶ月ぶりのブログ投稿です。そして、2019年初のブログです。

今日は、Domino Configuration Tunerというツールについて見ていきます。

1.なぜDomino Configuration Tuner?

まず、なぜこのツールについての話なのか?ですが、今年IBM Champions for ICSに新しく任命された「ファイヤー!チャンプ」こと中野さん(ノーツってヤッぁ..二児の父の苦悩つのブログでおなじみですね)が、
コミュニティの中で、こんな発言をしました。
知らないから教えてくれw

普段なら、気にもとめないのですが、次のこの発言で、「お!?気になるな」となり、私も調べてみようということになったのでした。
Domino Configuration Tuner?

中野さん、面白いネタをご提供いただき、ありがとうございます、ファイヤー!


さて、調べた後でわかったのですが、運用管理者の方々にとっては周知の事実かも知れません。その場合は、このまま読まずに終わってもらって構いません・・・


2.ググってみた

知らない単語は、まずググる!
ということで「Domino Configuration Tuner」で検索してみました。
すると、Domino Configuration Tuner を使用してサーバー設定を評価する
というDomino管理ヘルプの文書が見つかるじゃないですか。

どうやら、Notes 8.0以降で、管理クライアントをインストールすればそこにDCT.NTFというテンプレートが一緒にコピーされるようです。
Dominoサーバーにはないようなので、注意が必要です(これは気がつかないよね・・・)

そして、このツールを使うと、「Domino サーバー文書、NOTES.INI ファイル、データベースの詳細なプロパティの設定を検査します。」ということです。
これは、現在稼働中のサーバーの健康診断やバージョンアップ時の参考にもなると思いますので、是非使ってみましょう。


3.使ってみよう

では、実際に使ってみましょう。
Notes/DominoはV10でやってみるのが良さそうですが、それだとそんな環境はまだもってないよ!という方が多そうなので、まずは9.0.1の環境で試してみましょう。

まずは、本当にNotesクライアントに「DCT.NTF」があるのかどうか?です。
Notesクライアントで、「DCT.NTF」を開いてワークスペースに追加してみました。
当たり前ではありますが、見事にありましたね。
DCT.NTFがあった
次に、Notes DBを作成しましょう。
作る場所はローカルでもサーバー上も構いません。管理者が1名しかいないのであれば、ローカルでも良いでしょう。
ですが、複数人でDominoサーバーを管理している場合は結果を共有できた方が良いでしょうから、そういったときはサーバー上に作りましょう。
今回は、Dominoサーバー上に作成してみます。
テンプレートからNotes DBを作成する
Notes DBを作成する際、テンプレートを選択しますが、「詳細テンプレートの表示」にチェックをつけないと選択肢に表示されないので注意しましょう。

Notes DBを作成すると、画面が開きます。
初回起動時は「アプリケーションについて」画面も一緒に表示されますが、不要なので閉じましょう。

実際の起動画面はこちらです。
起動時の画面
英語の画面になりますが、[ヘルプ]アイコンをクリックすれば、このDBの説明が読めます。
また、Domino Configuration Tuner (DCT)にも詳しい説明が出ていますので、一度読んでおくことをお勧めします。

ここでいきなり[Run New Scan]アイコンをクリックしても良いのですが、その前に[Check for Updates]アイコンをクリックします。
クリックした画面がこちら。
アップデート確認画面
どうやら、アップデートするものがあるようです。
日付からすると1日程度しか差がないのというが気になりますがw、ここはおとなしく受け入れておきましょう。[Accept License and Download]ボタンをクリックします。
すると、インターネット上から最新版のテンプレートがダウンロードされて、自動で設計置換もしてくれます。
ダウンロード&設計置換成功!
※ここで、ダウンロードに失敗する場合は、ネットワークやACL、サーバー上の権限等を確認してください。
ネットワークの問題を改善してもダメな場合は、ローカルにNotes DBを作成してやり直してみましょう。

ダウンロード&設計置換に成功したら、「Important」にも書いてあるように、Notes DBを一度閉じて、開き直しましょう。設計置換されているので、それを反映させるためですね。

開き直したら、[Run New Scan]アイコンをクリックします。
すると、下図のようにサーバーのリストを作成するための最初のサーバーは何か?と選択してください。というダイアログが表示されます。
通常はシステム管理サーバーを選択するのが良いでしょう。
サーバーリストはどこで作成するの?


今回は、Dominoサーバーは1台しかない環境なので、そのまま[Initialize Server List Now]ボタンをクリックします。

すると、サーバーのリストが表示されますので、検査したいDominoサーバーにチェックをつけて、[Run Scan]をクリックします。
どのサーバーの調査を行うの?
すると、バックグラウンドでDominoサーバーの調査が開始されます。
しばらくすると、ステータスバーに「DCT Scan Completed. Please 'View Results'.」と表示されます。
実行完了!
では、[View Results]アイコンをクリックしてみましょう。
あれ?
・・・あれ?何か変?
どうやら、Exception(例外)エラーが発生した模様・・・
再度Scanしても同じ結果だったので、別のサーバーで実行した結果を見てみましょう。
(2019/02/13 追記)何度やってもエラーになる場合、DCT.NSFを別の場所(Dominoサーバー上でエラーならNotesクライアント上に、Notesクライアント上でエラーなら、Dominoサーバー上に)配置して再実行してみてください。
別のサーバーで実行した結果
右側を見ると、色分けの説明とそれぞれの数および割合が出ています。
オレンジ色が「Critical」で、致命的なので、是非修正してください。
黄色が「Warning(High)」で、高レベルの警告、できれば修正して欲しい。
緑色は「Warning(Low)」で、低レベルの警告、修正していても良いかな?
青色は「Exception」で、例外エラーを指しています。

左側の一行一行が対象の結果ですが、それらを選択すると右側がその説明に切り替わります。
例えば、下図は「notes.ini CONSOLE_LOG_ENABLED causes the Domino Server to write console data to console.log in the IBM_TECHNICAL_SUPPORT directory」の行を選択したものです。
どうやら、サーバーのnotes.iniに「CONSOLE_LOG_ENABLED」というパラメータを設定していないから設定してください!というもののようです。
CONSOLE_LOG_ENABLEDを設定してないでしょ!
実際に、サーバーコンソールから確認したところ、確かに設定されていませんでした。
そこで、 設定した後、再度[Run New Scan]を実行してみました。
このとき、もう一つのCriticalで指摘された「CONSOLE_LOG_MAX_KBYTES=204800」も同時に設定しておきました。

結果が下図です。
確かにCriticalの項目が0になっているのがわかります。
指摘事項を直したよ
これで指摘事項を修正しておけば、Dominoサーバーがある程度適正化された状態で動作できるようになりますね。

他にもPreferenceの機能など、できることは色々あるようですので、詳しく知りたい方は上記で示したリンク先の文書を読んで試してみてください。

こういったツールは他にも色々とありますが、まずはNotesに標準で組み込まれているツールから利用していくというのが簡単で良いかと思います。
是非挑戦してください。


2019/02/19 追記
Domino Configuration Tuner によるスキャンが日本語版 Lotus Domino サーバーに対して実行できないという案内が出ています。2009年の記事なので、現在は変わっているかもしれませんが、動かなくて変だな?と思った方は、こちらに該当していないかどうかも確認してみてください。





それでは今日はこの辺で...





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