匿名アクセスを試してみた

This article reports the results of trying anonymous access with Domino Volt 1.0.1.

皆さん、こんにちは。
Domino Volt 1.0.1は試してみましたか?

無料で試せるsandbox(HCL Domino Volt お試し環境の公開)のバージョンが1.0.1になっていますので、少しは試せると思います。

さて、今日はそんなDomino Volt 1.0.1の新機能の一つである「匿名アクセス」について調べてみた結果を報告します。

ちなみに、Domino Volt 1.0.1の新機能については、HCL Domino Volt の新リリースのご紹介に詳しく紹介されていますので、こちらも参照してください。


では見ていきましょう。
「匿名」とは、Notes/Dominoの世界で言えば、ログインしていないユーザーのことを指しますね(そうだよね?)。
Domino Voltの場合でも同じになります。
1.0.0では、Domino VoltのアプリケーションにアクセスするにはNotesユーザーとしてログインする必要がありました(ユーザー名とHTTPパスワードが必要)。

それがログインしなくてもアプリケーションを利用できるということです。
どのように設定すれば良いのかですが、簡単です。

Domino Voltアプリケーションの編集画面のうち、「アクセス」タブを開き、
「2.ユーザーの割り当て」にある「イニシエーター」「レコード所有者」に対して「匿名ユーザー」を追加すれば良いのです。
下図は、イニシエーターを匿名ユーザーだけにしているところです。
アクセスの設定
アクセスの設定

イニシエーターは文書を作成できるロールを示します。
つまり、このアプリケーションは匿名ユーザーだけが新規に文書を作成できるようになります。
※そんなアプリケーションが必要かどうかはおいておきます。ここではあくまで設定方法について述べています。

フォームは適当に作成してみました。
フォームのデザイン
フォームのデザイン

「ユーザー名」の箇所だけJavaScriptで現在のログインユーザー名が自動で入るように計算式を記述しました。

さて、このアプリケーションを保存してデプロイします。
デプロイが出来たら、起動用のURLをコピーして、別のブラウザで開きます。

下図がそれです。
どうでしょう。Anonymousユーザーとして新規作成画面になっているのが分かりますね(赤枠部分)。
匿名ユーザーで新規作成
匿名ユーザーで新規作成

これで各フィールドに適当に値を入れて[保存&送信]ボタンをクリックすると、文書が作成されます。
ビューで見ると文書が作成されている
ビューで見ると文書が作成されている

ところで、このアプリケーションは匿名ユーザーだけが文書を作成できるようにしました。
では、Notesユーザー(ログインしたユーザー)が文書を作成しようとしたらどうなるのでしょう?
ログインユーザーは作成できない
ログインユーザーは作成できない

はい。このように匿名アクセスでしか利用できないよ。というエラーになります。
なかなかきちんとしていますね。

ちなみに、「アクセス」タブでイニシエーターやレコード所有者に「すべての認証済みユーザー」もセットしておけば、ログインユーザーも匿名ユーザーも文書が作成できるようになります。
ログインユーザー名も匿名ユーザーもOK
ログインユーザー名も匿名ユーザーもOK


これで、1.0までのDomino Voltで作成していたアプリケーションも有効に活用できるのではないでしょうか?



ですが、いくつかの注意事項があります。
1.匿名ユーザーはビュー画面が表示できない。
 え?さっき、ビューに文書が作成したのを確認したじゃないか!?と言われそうですが、
 あれは、管理者ユーザー(アプリケーションを作成したユーザー)で開いたときの画面です。匿名ユーザーがビューを表示しようとしたら、ログイン画面になりました。
匿名なので、他のユーザーが作成した文書は見られたくないという配慮に基づくものでしょうか?

できれば、これはビューを表示できる/できないを選択できるようにして欲しいですね。
フィードバックしようかと思います。

2.メールの送信が出来ない
 ステージアクション(デフォルトでは、[送信]や[更新]ボタン)でメールの送信というアクティビティをセットできますが、匿名ユーザーではこの機能は働きません。
もしかしたら設定がどこかにあるのかもしれませんが、現時点では分かっていません。
メールを送信する場合、Dominoサーバー経由になりますが、誰が送信したのか?を特定できないので、動かないのではないか?というのが推測です。

3.文書の編集が出来ない?
ビューの表示が出来ないので、既存の文書を表示する方法がありません。
また、Domino Voltでは文書を開く際のURLがログインユーザーと匿名ユーザーでは異なっているようで、URLをコピーして開こうとしてもログイン画面になってしまいます。
※ログインユーザーが文書を作成/更新する際、メールの送信で匿名ユーザーにフォームのリンクを送ることで文書を開くURLは取得可能です。

それでも、ログインユーザーが作成した文書を開こうとした場合、エラーになります。
既存の文書を開こうとしたらエラーになった
既存の文書を開こうとしたらエラーになった

このエラー、英文では「The submission record does not exist.」と表示されます。
文書が保存されるとステージが変更されて、デフォルトでは「発行済み(Submitted)」になるので、その辺が関係しているかもしれないです。

編集は出来なくても、せめて読み取りくらいは出来て欲しい場合がありますので、これもフィードバックをしようかと思います。

Notesもそうですが、Domino Voltはまだ生まれたばかりの製品です。
ですので、こんなのも出来ないなんてダメだなぁと思わずに、こうした方が良いよ。こうすれば便利になるよ!というフィードバックをたくさんしましょう。

そうすれば、よりよいアプリケーションになるでしょう。


に意見を寄せましょう。







それでは今日はこの辺で・・・



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